兌為沢六爻
この六爻、原典は『引きて兌(よろ)こぶ』のみ。判断に苦しみますね。陰が不正で最上位に居るのですから、普通考えて凶ですが、本田先生は五と四がついてきたら吉。来なければ凶と言う意味の判断。立野先生は、五を誘惑して悪の道に行けば凶と、判断が分かれていると見えます。 しかし実はどちらも『最上位の陰が、下の陽を引く』と言う爻の意味を、正確に言葉にしているだけと気付きます。この爻は立場や状態、自分の性質を占者に意識させ、善に導こうとしたものと思われます。