火水未済
「一切の存在には終わりがない。時間には始まりもなく終わりもない。むしろ一切の始まりと終わりとが、時間の中にある。永遠とは長い時間の事ではなく、時間のない世界。無限とは果てのない広がりではなく、空間のない世界。そこへ至るには、ほんの一歩、自分の内側に足を踏み入れればよい。」ショウペンハウアーは、かなりしつこく上ような意味の事を言いましたが、この世界に『完成する、済む』などと言う事は、まったくありません。そしてエンデの『モモ』を読んだ人が、誰でも漠然と思うのは、「いったい時間とは、心の何かではなかろうか?」と言う事です。 最後には、いつも永遠に向かって、放つ。すべてを。 我々の人生も、ついにはそうありたいものですね。