うしろ



うしろを振り向く

そこに居るのは、誰?


私を追うもの

私であって私でないもの

私であった残骸


捨てたい、視界から消してしまいたいのに

消してはいけないと叫ぶものが、私の中にある

消してしまったら、私は私でなくなると

永遠に追って来る、あの忌まわしき残像、残骸


振り切っては、いけない

立ち止まっても、いけない

背負って進み続ける、苦しくても、悲しくても、目を逸らしたくても


さぁ行こう、私だったと私と一緒に

さぁ行こう、目的地なんかないけれど

標識なんか見えないけれど。


笑顔を、光を、何かを手に入れるために・・・






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後書き


 パソコンの中を色々と整理していたら出てきたものです。
 そういえばこんなのもあったなぁ、と思いながらアップしています。

 誰にでも、消したい過去、忘れてしまいたい過去があると思うんです。
 でも、それをすると、糸が一本ほつれて抜けてしまった布のように、その周りの記憶まで、一緒に消し去ってしまうものなんです。  結局人間、消したいところだけを記憶から消すなんて器用なことできないし、しちゃいけないものなんです。
 だって自分の今の姿は、これまでのことがすべて降り積もってできたものですから、記憶を消すことは、自らの存在を否定する事です。
 そんなこと、しちゃいけません。
 どんなに辛くても、捨てる事は、ダメ。
 逃げる事はしてもいいんです、多分。
 そのときどうしても辛くて、自分が壊れちゃいそうなら、一時逃げる事、目を背ける事は罪ではないと思います。
 そして、しばらくしたら真っ向から向き合って、消化して、自分の糧にして。
 そうやって生きて行くのは辛いですけど、きっと多くのものを得られると思います。

 全てを糧に変えて生きていく、そんな生き方がしたいな、と、思います。

07,02,28,




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