現実世界のこと




 芸術家には、二つの力が必要だ。
 感じる力と、表す力。
 その二つは陰と陽のような、また互いの尾を咬んだ二匹の蛇のような関係。

 大昔から連綿と紡がれる一枚の長い長い布、私たちはその中の、一本一本の糸。
 様々なものを五感によって感じ、自らを鮮やかに彩っていく。
 そんな数えきれない、様々な糸を紡いでいく布が、この世界。
 どの一本の糸が欠けても、今のこの輝きは生まれない、無二の、何よりも美しい織物。
 どんなに長くなろうとも、終着点も、完成もない。
 紡ぎ手は、「時間」だろうか。

 自らが輝きを発する為に必要なのは、感じ、表す二つの力。
 それを得るために必要なのは、「知る」事。
 知ることは、知り続けることは、人にとっての使命であり、権利であり、宿命、なのかもしれない。







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 個人ブログに投稿したものですが・・・なんかこのサイトに載せてるエッセイとノリが似てたので(笑)載せちゃいました。
 前から感じてたことを纏めてみたら、こうなりました。
 いつも、世界の大きさと自分の小ささに絶望しつつ生きています。
 でもそれはもう苦しみじゃありません。
 むしろ、喜びなんです。
 生きていること、自分がここにいて、心を持っていること、それ自体が物凄い奇跡だって気付いたから。
 人間、変わるときは変わるもんだなぁ、と思います。

07,01,15, 月草 春輝




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