冬
冷たい水道水が、私に呼びかけるものはなに?
針のような風たちが、私に問いかけるものはなに?
私はどこにいる? あなたはどこにいる?
私は何を思う? 何を願う?
何を目指す? どこへ行く?
みずみずしい緑と、励む太陽
桜の花と、出会いと別れ
その間に、存在するものはなに?
問いかけの季節 思い悩む季節
それを越えるのが、私達の使命なの?
越えられなかったら、どこへ行くの?
問いへの問いなど、耳をかたむける者もなし
赤いペンを持った採点者は、ただ答案用紙を見るのみ
私の欲しい物、行きたい所
それを見つけるには、桜までの距離は短すぎる
幾ら歩を緩めても、時は容赦なく私達を襲う
光は、見える
けれど皆、知りたいのは、その光の色、形、大きさ・・・
温かさ、冷たさ、強さ、弱さ
それはいかに目の良い者にも、見て知る事はできないもの
ゴールを知らされない走者たちは、
ただ中継地点を目指す
終わらない不安と、重い心だけを供にして・・・
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後書き
冬って、寒いし暗いしたまにこういうシリアス〜な気分になりませんか?
それに、「変化」と「開始」と「終了」の季節、明るい春の手前という事もあり、それに向けての覚悟をしなければならなかったり、様々な決断をしなければならなかったり・・・
焦りや迷いや思案が渦巻く、そんな「冬」という季節を、表現してみたらこうなりました。
春になったら、また春の詩を書いてみたいな、と思います。
06,11,07, 月草 春輝
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